板倉の家とは
徳島の杉から生まれた、
人と自然にやさしい板倉造りの住宅です。
無垢の木が住む人を包み込み、心と体を癒します。
「板倉の家」は、正倉院や伊勢神宮などに代表される、日本古来の伝統的な建築技術「板倉構法」から生まれました。
4寸角(12cm角)の柱や太い梁の溝に、暑さ30mmのセーフティボードを落とし込んで壁をつくります。
ビニールクロスやベニアを貼らずに、床や屋根野地もセーフティボードをそのまま化粧材として仕上げます。
又、板倉構法は「壁倍率」「防火構造」の国土交通大臣認可を取得しており、
耐熱性が強く、粘り強く復元性があり、崩壊を生じさせない安全・安心な構成であることが実証されました。
さらに木材のみで構成された板倉工法の壁で「防火構造」の認定を取得しました。
五感で感じる木の良さ
時間に追われ、ノルマや人間関係に悩みストレスが人間の心と体を蝕む現代社会。
せめて家にいるときはあったかい家族のぬくもりに触れて、疲れた自分を癒したい・・・。
板倉の家にはそんな現代人を包み込む大きな力があります。
年齢や性別に関係なく、誰もが実感できるその数々に力にご期待ください。
其の1目に映るやさしさ「視覚」
木材には独特の温かい光沢とツヤがあります。
これは、木の表面に微妙な凹凸があるため、光が錯乱することに関係しています。また、目に有害な紫外線の反射が少ないことも分かっています。
さらに木の不規則な木目や模様には「1/fのゆらぎ」と呼ばれる適度なコントラストがあり、パソコンや読書で疲れた目を癒します。
其の2いい香り「嗅覚」
もしかしたら五感の中で一番敏感な部分かもしれません。
だから余分な説明も必要なく、木の香りはそれだけで存在感があるように思います。
でも、あえて伝えたいアロマセラピーの効果。
杉には精油と呼ばれる貴重な天然の芳香成分が含まれていて、緊張や興奮を鎮める鎮静効果と消臭効果があります。
その結果、ストレスを癒し気持ちをリラックスさせます。
また杉の香りがする部屋は、早くて深い睡眠を促すことが徳島大学医学部の研究で明らかになりました。
其の3肌に伝わるぬくもり「触覚」
木材は、金属やコンクリートに比べて、触ったときにやや温かく感じられます。これには熱の伝わる早さを表す「熱伝導率」が大きく関わってきます。
熱伝導率が小さいほど、人の皮膚からの熱が奪われにくく、断熱効果も高くなります。たとえば杉の熱伝導率は、コンクリートの1/12・鉄の1/483とかなり低いです。だからお鍋やフライパンの取っ手、寒冷地のドアノブなどにも木が用いられるのです。
其の4意外な音響効果「聴覚」
クラシック音楽などが演奏される有名なコンサートホールや音楽堂。そこには必ずと言っていいほど天井や壁に、ふんだんに木が使われています。
実はココにも木の秘密が隠されています。
驚くことに木には耳ざわりな音を吸収し、アルファ波が発生する心地よい音域を生み出す音成分が存在するのです。
其の5快適は心に届く「体感」
家の中で、暑い・寒いは住む人の体感に大きく影響します。
これは当然のごとく室内の温度と湿度が大きく関係するのですが、とりわけ日本においては湿度を重要視する必要があります。湿度が高いと実際の気温よりも体感温度が上がり、暑く感じるのです。
さらに人間の体に有害な、ダニやカビの繁殖にもつながります。その点、木には温度と湿度を調節するエアコンのようなコントロール機能があって、湿度が高いときは余分な水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出します。
したがって木をふんだんに使った家は、一年中湿度が一定に保たれ、サラッとした快適な空間を維持することができます。